ラノベ 感想

読んだラノベの感想をまとめていきます。前にアメブロで書いてたりもしていましたので一部記事はそのコピペになります。また容赦なくネタバレしていくのでご了承ください

異世界拷問姫4巻感想(二週目)

 異世界拷問姫の4巻の二周目が終わりました。  いやぁ二周目でも面白いですよ!  (ぶっちゃけ二周目の方が面白いかも)

 とりあえず三巻で悪魔は全て倒し終えたのですが、まだ物語は続くのです。というよりここからが本番だと私は思っています。

 最初は今まで話に関わってこなかった獣人族の村で虐殺事件が起こり、櫂人君に助けを求めるところから始まるのです。そして櫂人君はそれを悪魔の仕業と断言しました。しかし悪魔は三巻まてで全て倒したはず……という感じで物語が進んでいきます。

 そして今回の話のメインとなるのはジャンヌ・ド・レという新たな拷問姫の登場ですね。読み直した感想としては最初はかなり頭がこんがらがっていたので、より深く理解しながら、キャラの心情に着目しながら読むことが出来ました。

 ジャンヌを見て最初に思ったのはこんなにも機械的な喋り方だっただろうか? という印象を受けました。そしてそこからジャンヌに連れられて世界の真実が明らかになっていく訳ですが今回はドドドドドと畳み掛けで明かされる真実が分かっていながらも非常に楽しかったです。

 そして初見では驚いた人も多い『真の黒幕が肉屋である』という事実。それに関しては二周目だからこその見方はありませんでしたね。ここはぶっちゃけ初見の方が面白いかもしれません(当たり前)。  ただ肉屋は聖女の子供で聖女のためにずっと動いていたのです。ただ一人孤独に誰にも理解されることなく聖女復活という目的の為に。  そのために肉屋はずっとエリザベートたちを騙していましたが彼がエリザベートに言ったことは全て真実なのです。彼自身がエリザベート達との平和な生活を望んでいた。それでも彼は聖女のたった一言と天秤にかけて聖女を選んだのです。それを決断するまでの肉屋の事を思うともう色々としんどいものが……

 さて、そんな感じで物語が進んでいく4巻ですがこれはあくまでプロローグだったなという感想が二周目であるが故にそう強く実感しました。ていうか最初にヒナと櫂人君がイチャイチャしてますけど最後の櫂人君の決断を思うと数少ない日常であり、それが宝物だったんだなと私は少しだけ感じました。

 個人的に櫂人君が大好きでもう六巻を読んだ後だと櫂人君が動いて、喋ってくれるだけでとても感慨深くてグッとくるものがあるのです。  あと序盤の人類の敵として君臨してる櫂人君が凄くカッコイイです!!

 しかしなんと言っても拷問姫の4巻の一番の盛り上がりは櫂人君VSエリザベートですよね!  櫂人君にとって憧れの人であり、その人のために人類の敵となるとまで覚悟した櫂人君。  その櫂人君がエリザベートと戦うのですよ!  エリザベートのために人類の敵となり、その人類の敵を倒すのがエリザベート。もうこれだけで胸熱展開なんですよね!!  エリザベートは絶対に櫂人君の愚行を許さない。しかしそれは櫂人君も同じなんですよね。 エリザベートは(自分のために)人類の敵という罪を背負うことを許さず、櫂人君はエリザベートが処刑されることを許さないしそれを受け入れるエリザベートに理解しつつも納得していない。だからこその衝突なんですよ!  もうこのすれ違い感がむず痒くて……堪らなくて最高です!!  そして戦闘中に櫂人君が言う

「そんなもん、お前に死なれるより百万倍マシだ!」

 あーもうカッコイイ。最高かよ。 櫂人君にとって『エリザベート>人類の敵になる』ということなんですよ!  ていうかもうこれプロポーズ……    さらにここから押して……

『俺の勝手で世界よりお前を取って、何が悪い!』

 キャーーーーーーー!!  もうホントに櫂人君がカッコイイですよ!  しかもその後に櫂人君が実際に世界を救うと思うとああああぁぁぁぁぁですよ!!

と現場からは以上です。

 さて総評に入りますがやっぱり櫂人君はカッコイイってことがハッキリと分かりますね。  ただ全体的に今回の4巻は読み直しをしてて二周目だからこそ刺さる物は私個人としては肉屋くらい特にありませんでした。そのため少し書くことがないかなぁという印象です。ただ情報量が多いので二周目だからこそ整理して読むという楽しみ方は出来たと思います。

   では、本日はここまで!  ここまでお読みいただきありがとうございました!